私の展覧会鑑賞記

 

展覧会リスト > か行の展覧会 > 河鍋暁斉・暁翠展

No.0023

投稿日時 7月17日

展覧会名 河鍋暁斉・暁翠展
会場 東武美術館
会期 2000年6月 1日〜7月 2日
投稿者名 鈴木正治
鑑賞日時 2000年7月 1 日(土)14:00
感想 本年上半期に開催された美術展のなかで、河鍋暁斎・暁翠展は特に印象 深いものであった。それは時を経るにしたがって、強くなって行く。
幕末から明治にかけての、この天才的父娘の画業は、当時、興隆をみせた洋画界の仕事に充分比肩しうるものを持っている。
日本美術の伝統をふまえ、新時代の感覚と美意識を具えた作品群は、見るものを陶酔させる。生来の才能を、互いに切磋琢磨した父娘はそれぞれの持ち味を、最高に発揮して我々に示してくれた。父娘の間にどんな芸術的戦いが有ったのか、私はぜひ知りたい。それは厳しくも、素晴らしいものであったに違いない。
偶々、鈴木三重吉の古事記物語を読んでいた私は、古事記を題材にした作品が面白かった、鈴木三重吉もこの作品を見て何らかの影響を受けたのであろうか。
河鍋父娘の芸術を目にし、もっともっと評価されるべきだと痛感した。

No.0022

投稿日時 7月13日

展覧会名 河鍋暁斉・暁翠展
会場 東武美術館
会期 2000年6月 1日〜7月 2日
投稿者名 鴨田 いね
鑑賞日時 2000年6月29 日(木)12:00
感想 江戸時代末期・明治初期にこのような立派な画家がいた事に感動 しました。特に暁斉の地獄変相図など今まであまり見たことのない 絵の数々に、あまりの異様さに驚きましたが、今後もこのような絵 を絵描き発表する人はあまりいないのではないかと思い、貴重な絵 である事を感じました。
また、娘の暁翠は、幼時から父に習ったという事ですが、面立ちの優しさと描かれた絵の繊細な感覚とその色彩の美しさには感激しま した。明治初期に日本にもこの様なすばらしい女流画家がいて女子 美の教授であったという事など、当時あまり女子の進出のなかった 時代に、この立派な女流画家の存在に心から拍手を送りました。

No.0017

投稿日時 6月25日

展覧会名 河鍋暁斉・暁翠展
会場 東武美術館
会期 2000年6月 1日〜7月 2日
投稿者名 匿名希望
鑑賞日時 2000年6月24 日(土)午後
感想 河鍋暁斎・暁翠については、この企画展を知るまでは恥ずかしながら名前すら聞いたことがありませんでした。西洋絵画の展覧会にはよく行くものの、日本画の展覧会は多くの作家の出品のある名品展にしか行ったことがなく、個人のものは今回が初めてでした。
でも、日本画に親しんでいなくてもとても楽しめました。というのも、例えば暁斎の地獄絵にはおどろおどろしさだけでなく、どこか滑稽味があり、美人画にも蛙の戯れる姿が描いてあったりと、肩の力を抜いて観ることができました。その一方で、描写や彩色の細かさには見入るものがあり、感心しました。表装についても、絵に合わせて、貧乏神を主題にしていれば貧乏たらしく切り貼りになっていたりして興味深かったです。また、絵の主題が、宗教画から物語・故事、風俗・風刺に至るまで多岐にわたっており、作者の造詣の深さに感心しました。
多方面から楽しめる展覧会で、ふだん自分の興味のあるものばかりに足を運んでいることを反省しました。新しい分野にも目を向ける機会を得ることができ、招待に感謝しています。

 

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